審査の活用

ISO14001の認証を取得している企業であれば、認証機関の審査を定期的に受けています。外部からのチェックの機会を、従業員の意識向上の場として活用することが考えられます。  一般の従業員と審査員が直接話をするのは、従業員インタビューの時です。審査登録機関により差があるため、従業員インタビューのサンプル数が少ない場合は、審査側に要望を出してもよいのです。

インタビューされる人は、審査側に自由に選んでもらいます。従業員にはインタビューをされる可能性があることをEMS事務局から事前に話しておきましょう。また、審査側からは、インタビューした結果の総評を話してもらうと良いでしょう。

以前、ある会社の審査で、従業員の方にインタビューをしたところ、回りにいた人が全員集まって、インタビューを聞き、自分が聞かれたら場合にはどう答えるかをシミュレーションしていましたた。  EMS事務局が特定の人のみインタビューをされる弊害を避けるため指導したとのことでした。この組織の一人ひとりの環境意識は、高いと感じられました。